cafe pehmeä

本が読める小さなお店を営んでいます。

なみだ、の話。

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こどもの頃から涙は出る方ではなく、卒業式やお別れ、サプライズをされた時など嬉しい悲しい感情は人並みにあるのに涙がでてこない。周りが泣いているのに自分だけ泣かない事に悩んだり落ち込んだり、焦ったりした時期もあって、自分は優しくない冷たい人間なのかな。とか、変わり者なのかな。とか、とにかくを自分を責めた。焦れば焦るほど益々出ない。けど最近はすーぐ、涙がでる。テレビを見てても、本を読んでても、誰かと話してても、すぐ出る。主人も涙腺が緩くなったらしく年々涙もろくなるよね。と話してたけど田尻さんの本を読んだら腑に落ちて違うとわかった。

「涙腺は、ゆるくなるのではない。よく、歳を取って涙もろくなったと老化現象のように言われるが、泣く筋力がつくのだと思いたい。本を読み映画を見る。誰かに会う、言葉を交わす。たとえひどい出来事を経験したとしても、人は必ず何かを得ている。経験は想像力を与えてくれ、泣くツボを日に日に増やしていくのだろう。」

ほんとうにその通りだなぁと思った。優しい文章に癒されながら救われてまた泣けてくる。。田尻さんの言葉に出逢えて、良かった。

 

感謝。


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